久しぶりのWebサイト更新に伴い、Journalページを設けます。
私は大学にて建築学を学び、4年生での研究室は得意科目であった構造力学を選択しましたが、それは1980年代始めのことであり、それ以降様々な構法が生まれている。先日、木構造を専門に研究している、ある方と話をする機会があった。彼のように専門としている方でも、まだ分からないことがあると言う。木は植物。すなわち生物である木材を利用し、様々な技術を駆使し木造建築がつくられるのを見て、勉強すればするほど、奥の深さを感じている。
木造建築といっても様々な構法があり、建築する場所の気候風土や必要とされる性能などにより、どれが最良か一概には言えない。例えば、厳寒の地と温暖な地では要求される断熱性能に違いがあり、地震多発国・日本と地震の少ない国々では耐震性能基準も変わる。その他、多様な条件により建築は変わるため、他国の建築を模倣しても快適な家になるとは限らない。ここで言う模倣の一つにデザインの模倣がある。デザインを模倣しても必ずしも快適にならないのは、デザインが建築の性能、特に温熱環境(暖かさ・寒さ)、を決定づけるからである。