土間が室内外をゆるやかに繋げる住まい
東戸塚の家3
概要
所在地 : 横浜市戸塚区平戸
建物構造: 木造軸組工法、一部RC造
床板 : 無垢板(桧、ヒバ、ナラ)
天井板 : 無垢板(杉、唐松)
室内壁 : 漆喰塗り、土壁、無垢
(青森ヒバ、唐松)
外壁 : 外壁通気工法、モルタル塗り、ジョリパット仕上げ
屋根 : 鋼板葺き
暖房 : 空気集熱式ソーラー、エアコン、薪ストーブ
太陽光発電: アモルファス式屋根材一体型
建築年 : 1998年
半地下RC造の上に木造2階が載る建物。地面から高さがある1階床は、土間を通じて屋外デッキに繋がります。土間があることで室内とデッキは密に繋がり、より活動的な生活となります。 また土間は工作スペース、そして愛犬の居場所にもなり、人とペットとの触れ合いも深まります。太陽熱利用技術として、ダイレクト・ゲイン、ハイブリッド・ソーラー(太陽光発電+空気集熱式ソーラー)、潜熱蓄熱体(Phase Change Material)による夜間のための蓄熱、太陽熱給湯。東西面の日射遮蔽にLow-E硝子。天窓を利用した温度差による重力換気など、1998年当時考えられる様々な自然エネルギー利用技術を盛り込みました。現在では標準的になったもの、またはあまり使われなくなったものもあり、技術は年月に淘汰されるものがあると感じます。 年月を経ても価値が変わらない住まいを造るには、材料・素材の経年変化が味わいとなるか否かが一つのポイントだと思います。このことは、建物に愛着を持ち続けられるかに繋がると思います。