シンプルで暮らしやすい回遊導線の住まい

　南側と東側のひな壇敷地は、東側道路より2ｍ以上高く視線が気にならない落ち着いた庭空間。この道路高低差を活かして車2台分の地下車庫を作り、車庫内部から直接室内へ出入りできるようにしました。これにより雨天時や遅い帰宅時にも安心して住まいに入ることができます。南ひな壇で南隣地は1ｍ以上低いのですが、1階の南窓からは隣家の壁が視界を遮り、冬期の1階への日射もあまり期待できませんでした。そこで1階の東西中心付近に吹抜の南窓を設けることで、プライバシーを確保しつつ、冬には暖かい日差しが1階LDに注ぎ込み、春から秋は青空、夜は星空を眺める心地よい空間が実現しました。