少し前にさかのぼりますが、ウィーン楽友協会にて念願のコンサート鑑賞が叶いました。
ウィーン楽友協会の大ホールは、音響的に優れた建物と言われています。コンサートホールの形状は、シューボックス型であり、この形状として音響的に実現可能な空間の意味で最大級のものであると、以前音響関係の書籍で読んだ記憶があります。
ウィーン・フィルは満席で取れず、グラーツ・フィルハーモニーのバルコニー席をなんとか取ることが出来ました。
ネットでチケットが取れる現在ですが、楽友協会のチケット窓口で本チケットを受け取る必要があります。その場所が分からず係員に聞きますが早口の(しかも)ドイツ語でまくし立てられ、なんとかチケット交換ができました。
本チケットを持って先ほどの係員に提示すると、手のひらを返したように、ゆっくり丁寧に話して案内されたときは驚きました。
(以下、ウィーン楽友協会公式サイトより引用)
ムジークフェライン大ホールの厳密な寸法は、長さ48.80メートル、幅19.10メートル、高さ17.75メートルで、安定した直方体の基本構造と躍動的な細部が融合している。壁と天井はリズミカルに区切られ、フォルムと色彩がスリリングな相互作用を示す。アウグスト・アイゼンメンガー制作の天井画では、9つの画面にアポロと9人のミューズが描かれ、脇の画面には天才芸術家が配されている。天井画のブルーの基調は、壁面を支配する黄金とともに色彩による対位法を構成する。
(引用終わり)